韓国原発の“元祖”研究用原子炉1号機が文化財に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.24 16:50
韓国初の原子炉が文化財として登録された。韓国原子力研究院は1962年に完工した研究用原子炉1号機(TRIGA Mark-II)が文化財庁の審議を経て登録文化財第577号になったと23日、明らかにした。登録文化財は、建設・製作後50年以上過ぎた近代文化遺産の中から保存・活用価値を考慮して選定される。科学技術研究施設が登録文化財になったのは今回が初めて。
研究用原子炉1号機を作り始めたのは59年。ソウル蘆原区孔陵洞の旧原子力研究所(現韓国原子力研究院)内に建設された。62年に完工し、初めての臨界(原子炉内で核分裂連鎖反応が一定比率で生じる正常稼働状態)に到達した。米ジェネラル・アトミックス社の製品で、本来の熱出力は100キロワットだったが、国内研究陣が改造して出力を250キロワットまで高めた。その後、この原子炉は原子力研究所が大田大徳特区に移し、95年に独自の技術で製造された研究炉を稼働するまで33年間、国内原子力研究の“母胎”の役割をした。